「白鳥の郷」は、オソロク倶楽部から10kmほど離れた、本埜村というところにあります。
周りは、見渡すかぎりの広~い田んぼ、目印になるものもあまりなく・・・
本埜第二小学校から800mほど離れた場所という情報をたよりに、なんとかたどり着きました。
おおお~、ここが白鳥の郷ですか~。
田んぼの一角に水がはってあり、そこにたくさんの白鳥や鴨たちが憩っておりました。
よく見ると、白鳥さんにもいろんな種類がいるみたいです。
白くて大きくてくちばしの黄色の部分が多いのが、オオハクチョウ。
白くて小型でくちばしの黒い部分が多いのがコハクチョウ。
そして色がグレーがかっていて、くちばしは黒とピンクぽいのがアメリカコハクチョウ、だそうです。
オオハクチョウとコハクチョウの違いが、あんまりよくわからない私でした。。。^^;
さてさて、遙か遠く、酷寒のシベリアから、冬を過ごすために毎年やってくる白鳥の群れたち。
こうして地図で見ても、大変な長旅です。 この距離を自力で飛んでくるなんて、すごいですね。
1時間のウォーキングくらいでへばってしまう私など、足元にも及びませんよぅ。。。笑
それに、渡り鳥って、まるで頭の中に何か特別な高性能センサーでも備えているみたい!
よく迷わずにちゃんと目指す場所にたどり着けるものだと、感心してしまいます。
連れは、もし航空機だとしたら、ロシアの空港から、向かう方角を1度間違えただけでも、
仙台とか、大阪とか、ソウルとかに到着しちゃうよ、と言っていました。
UAEで知り合った、砂漠の民ベドウィンの血をひく方の、
感動的ともいえる方向感覚に大変な感銘を受けた、(人間の中でもだいぶ方向音痴な)私ですが、
この渡り鳥の偉大なる特性にも、同じような感動と畏怖を、ひしひしと感じてしまうのでした。
10数年前、ここにはじめてやってきた6羽の白鳥さんたちは、
もしかして方角をゼロコンマ何度か間違えて、ここにたどり着いたのでしょうか。
それとも、新たなる新天地を見つけようとやって来た、冒険心溢れるグループだったのでしょうか。
今ではこの地には、650羽もの白鳥たちがやって来るようになったとか。
シベリアからの白鳥飛来地は、日本海側に多いようですが、
この気候温暖な太平洋側の千葉の地を見つけた白鳥さんたちは、きっとハッピーなことでしょうね♪
それに朝の8時と午後4時には、
毎日、野鳥保護の会の
ボランティアさんがやって来て、
餌をまいてくれるのです。
餌は、麦やお米だそうです。
650羽ぶんの餌って、すごい量。。。
人間の家族だったら、
食べるのに数ヶ月はかかりそうですね。
餌付けをした初代・出山光男氏の意を汲んで、
今でもこれらの餌を用意し、
毎日2回、撒きに来る
野鳥保護の会の皆さんの努力も
大変なものだと頭が下がります。
餌の時間になると、さらに増える人口密度。(鳥口密度?)
み、みなさんけっこうすごい食べっぷりですよ。(汗)
あ、あのう、、、 優雅なお姿が、どろんこで水玉模様になっちゃってますけど・・・? ^^;
お腹もいっぱいになって、夕焼け空に飛ぶ美しい白鳥さんたちの姿。
私のおバカなデジカメではこんなショットがせいいっぱいでしたが、ほんとはもっともっと感動の美しさでした。
手前は、お尻を上に向けて餌を食べる、村のローカル鴨さんたち。
そのユーモラスな姿には、ぷぷぷでした。^0^
「白鳥の郷」の場所などの詳細は、
こちらの本埜村のHPを、どうぞご覧下さい。