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温泉スパ初体験&この国の女性の、女性に対するすごい親切さ

前からぜひ入ってみたいと思っていたのです。砂漠の温泉スパ♪
今まで何度も夕方にちょこっと来て、足湯だけ楽しんでいたのですが、
前回来た時、女性用スパの門番のおばさんに、「おお、また来たね!
入らないの? ウェアがないなら、あそこの売店で売ってるよ」と教えてもらって、
短パンを入手したので、この日はついに、中のプールに入ってみましたよ~。^^

初めて行った時におばさんから教えてもらった、入場心得?は、

・カメラおよびカメラ付き携帯電話は持って入らないで。
  (スパ内の女性の姿は撮影禁止ということでしょう)
・服装は、二の腕と太ももを隠すウェアを。
  (セパレートスタイル、ビキニ、ハイレグなどはダメよ、とのこと)
・入場料5ディルハム(約150円)持ってきてね。

だったのですが、私はおばさんの言う仕様の水着を持っていなかったので、
今まで入場を遠慮してました。
が、この度、売店でゲットした短パンと、日本から持って来ていた7分袖のトップで、
だいぶダサイ格好ながら^^; こんな感じで・・・ 準備万端です!
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さて、ワクワクのこの日は、明るいうちに着きましたよ~ 砂漠の温泉。
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左手に見えるのが男性用スパです。
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そしてこちらが女性用。
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ダサいウェアに着替えて^^;中に入ると、広いプールには先客がひとりだけいました。
愛らしい長い黒髪の、若いイスラム女性です。
プールの中なのに、長袖長ズボンのトレーニングウエアをしっかり着込んでいます。

おとなしくてシャイな感じで、最初は目を合わせてくれませんでしたが、
少し離れた所で、いかにも不慣れな私が、水の中を歩いたり、
ポールによりかかって浮かんでみたり、おずおずと彼女の真似をしていると、
彼女は、やおらオレンジ色の救命浮輪をプールにざぶんと入れてその中に入り、
ぷかぷか浮かびながら私の方をちらりと見ます。
私はまたまた彼女の真似をして、救命浮輪を持ってきて、同じくぷかぷか浮かんでみました。
おお~、これは楽しい~!^^
ふと目を向けると、彼女は控え目ながらも嬉しそうに、にっこりと私に微笑みかけていました。

言葉は交わさなくても、なんとなく、優しく心が通じ合ったように思えた瞬間、
どやどやどやと、静かだったふたりの?プールに(笑)
20人くらいの、年配のブロンド熟女軍団が入って来ました。
あわわわ、、、
カラフルなビキニや露出度大でファッショナブルな水着は、確かにとっても素敵なんだけど、
北欧系の熟女たちのその水着の中のお肉の塊は、、、ちょっと正視に堪えない光景で。(汗)

門番のおばさんも、いきなりやってきた、英語がほとんど通じない、
怖いもの知らずのおばさんグループの集団に、何も言えなかったらしく、、、
若いイスラム女性は、肝を冷やして、首から下をとっぷりプールの中に隠して、
固まってしまいました。

いいえ、決して悪い人たちじゃないんです。 みな人の良いおばさんたちで、悪気はないんです。
けど、この違和感は、いったいなに???
集団でいると、どうしても周りの空気が読めなくなってしまうのかもしれません。
もし、20人の長袖長ズボンのトレーニングウエアの女子の中に、
ひとりだけビキニ姿で入って行かなくちゃならなかったとしたら、
あらら私って、もしかして間違った格好?と気づくかと思うのですが。。。

この国でも、ホテルのプライベートビーチやプールなら、勿論どんな格好だってOKなのです。
でもここはイスラムの国の、公共のスパ。
門番のおばさんが私に教えてくれたような服装のルールは、
きちんと明文化されているわけではありません。
でも、よそのお宅を訪問する時には、そのお宅のやり方を受け入れるように、
(たとえば家に入る時には靴を脱ぐとか、、、) よその国を訪問した時には、
その国のやりかたを学び、リスペクトするのがマナーだと私は思うのですけれどね。。。

公共のビーチでトップレス姿だった女性が逮捕されたとか、
ショッピングセンターでキスしていたカップルが投獄されたとか、
この国ではいろんな話を聞くのですが、それはやっぱり、
周りの空気を読まないで、自分のやり方や習慣を、周りへの配慮なしに押し通した
当然の結果なのではないかなぁと思ったりもしてしまいます。
ご本人たちには本当にとてもお気の毒な事ですけれど・・・

ということで、長くなりました。
金髪熟女軍団に遭遇して感じたことを、徒然に書いてしまいまして。^^

さてさて、そんな感じで、温泉プールで小一時間ほどを過ごし、良い汗かいた後は、
公園の芝生でくつろいで、涼しくなった夕方の空気の中、ほてった身体をしずめました。
男性用に入った連れが、「全面が格子の窓になっていてね~、眺めは最高だし、
気持ちの良い風は通り抜けるし、お湯はすごく綺麗だしね~、入場料が150円?
こんなスパは世界のどこにもないよ!」と、手放しに褒めるのを聞いて、
「窓?女性用には、おばさんが番してる入り口の扉しかなかったけど」と
こればっかりは、イスラム的配慮がちょっぴり悔しかったできごとでした。^^;

私たちの近くでピクニックをしているローカルの男の子とお母さんとお祖母ちゃんがいました。
お母さんが英語で、ピザを食べない?と聞いてきます。
私たちは遠慮したのですが、いいからいいからと男の子にピザやガーリックトーストや
コークやミネラルウォーターを、どっさり持たせてきました。
おすそわけ、というぐらいのチンケな量ではありません。
ちょっとびっくり、でもありがたく受け取って、私たちは2つだけ持って来ていた
オレンジを1個と、ドライいちじくをほんの数個、お返しに男の子にあげました。

そんなやりとりがあった後、少年グループがやって来て、近くでサッカーを始めました。
私たちのところにもボールが飛んでくるので、邪魔だから移動しようとすると、
お祖母ちゃんがひと言、少年グループにアラビア語で何か言いました。
よそでやりなさいとか、ちょっとたしなめたのだと思います。
それを聞いて、素直にさっと、離れた広場へ移動していくティーンエイジャーの男の子たち。

これもちょっとした驚きでした。
年をとった女性の言葉は、この国では大変強い力を持つようです。
「アメリカやフランスではポリスの言うことさえティーンエイジャーは聞かないのに」と連れ。
「日本でだって、他人の子どもに注意する女の人なんていないわ」と私。

「いいから、あなたたちはそこでゆっくりしてていいのよ」と言って、
お母さんはまた、私たちにと、男の子にチョコレートバーのデザートを持たせてきました。

連れが、「自分ひとりだったらきっと鼻にもかけてくれないよ。女性の君に対して優しいんだ。
きっとイスラムの慣習の中で培われてきた、女性同士が助け合ったり、
気にかけ合ったりする、強い相互扶助システムがあるんだろうね。」と言っていました。

そう、私も感じていました。
こんなふうに、門番のおばさんも、プールの若い女性も、ローカルの家族も、
ここの女性は、女性に対してとても親切で、寛大で、優しいのです。
ビキニの熟女のように、自分達の文化、自分達のやり方を通そうとすると
閉じられてしまうアバヤの下の心も、謙虚に相手のやり方を学ぼうとすると、
びっくりするほどの寛大さや優しさや親切な心が返ってきます。

ううむ、イスラム文化、なかなか深いものがあります。
特にイスラムの女性達について、だんだんと興味が募ってくる私なのでした。。。
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by hirorobox | 2008-12-02 02:47 | アラブ編U.A.E.