早朝の便でドバイを発ちました。
短い滞在生活でしたけど、友達もできて、素敵な思い出がいっぱいのUAE。
今までいろんな街を後にしてきましたが、
今回の転居は、ことのほか胸がきゅんとなるような寂しさを感じて。。。
複雑な思いを抱えて飛び立った砂漠の街。
背高のっぽのランドマーク、バージュアルアラブが遠くに霞んで見えました。
トルコ、ブルガリア、ハンガリー、砂漠の国から遠ざかるほどに、
砂色だった砂漠の景色が、とても豊かな緑に変わっていく様子は、
まるで魔法のように不思議な光景でした。
乗り換えの地、ドイツのミュンヘンが近づいて来ました。 目にしみるような緑の絨毯。
可愛い家々が建ち並び、教会の塔が見えて、まるで箱庭のような綺麗な景色です。
青空と雲と緑。 ミュンヘン空港はとってもキュートな空港でした。
ここで、そのスマートな可愛らしさから「バービージェット」というニックネームで呼ばれているという
これまたキュートな小型ジェット機に乗り換えました。
私は乗るのは初めて! 爽やかな風に吹かれながらタラップを昇っていくのです。
シートピッチは広々、すわり心地も柔らかで、魅力的なジェット機です。
スリムなナイスバディが、ほんとにバービーちゃんみたいだなぁと思いました。
エンジンは後ろについているのだそうです。音がしなくてとっても静か。素晴らしい!
たった1時間半ほどのフライトでしたが、
(すこ~し歳をとった?)バービーちゃん
みたいなスッチーさんたちが、
至れり尽くせりの
とてもハートフルなサービスをしてくれました。
このドイツパンのサンドイッチに感動!
機内でこんなに美味しい軽食を食べたのは
初めてかもしれません♪
チーズサンドかチキンサンドが選べて、
これはチーズサンド。
ハイジはこんなチーズを食べたのかしら?
と思うような、素晴らしいゴーダチーズでした。
飲み物も、コーヒー、紅茶に、ソフトドリンク、後から後から
どうぞどうぞと何度も回って来てくれて。
サンドイッチまで、もうひとついかがですか?とか。(笑)
こじんまりした機内だからこそできるのでしょう、
目の行き届いた素晴らしいサービスでした。
食後にこれまたお酒はいかが?と来てくれたので、
甘いカクテルをお願いして、ほろ酔い気分になっちゃいました。
こーんな素敵な空を眺めながら。
いやー、ちょっとびっくりの、お宝ドメスティックフライトでした。^0^
日本やアメリカで、こんな快適な近距離線、今まで見たことありません。
というわけで、あっと言う間の快適1時間半が過ぎ、目的地「薔薇色の街」が近づいて来ました。
レンガの色が、この地方独特のピンク色なのです。
飛行機のガラス窓越しなので、本物のように綺麗な色には撮れませんでしたが、
パリのくすんだ茶色の風景と違って、とても美しい薔薇色の街並みです。
街の中心を流れているのが、ガロンヌ川。
私にとっては、4年ぶりのトゥールーズの街です。
懐かしさと、不安と、ホッとしたような気持ちと、急な別れの寂しさと、、、
いろんな思いをいっぱいに抱えて、この街に、私は再び降り立ったのでした。