近くに、ミディ運河という素敵な運河が流れています。
家は街の繁華街からすぐ近く。その気になれば歩いてだって行ける距離なのですが、
一歩この運河沿いの散歩道に入ると、こんなふうにまるで別世界のような、
うっそうと繁る静かな並木道が続いていて・・・
そこには、都会の喧騒から離れた、時が止まったようにゆったりした水の流れと
しんとした時間が流れています。
サイクリングする人、ジョギングする人、私みたいにぶらぶらとお散歩する人、様々です。
行き交う人々と目が合えば、ボンジュールとご挨拶。
砂漠の街と違ってここでは、誤解されることを恐れずに同性でも異性でも、若い人ともお年寄りとも、
自然に笑顔の挨拶が交わせるのが、なんだかいいなぁと思います。
道端には可憐な野の草花がたくさん咲いていて、とても綺麗です。
この木の実は、
スープに入れるととても美味しいのです。
ちょっとすっぱくて、大きさは小さな梅の実くらい。
そのへんにごろごろ生っていて、
少しぐらい採っても、誰も文句をいいません。^^
このミディ運河はルイ14世の時代に作られたとても歴史的な運河で、
世界文化遺産にも指定されています。
先日は、自転車に乗って、運河沿いをずっとずっと、はるか郊外に向かって走ってみました。
すごく綺麗な道なので、どこまでもどこまでも走り続けてしまいたくなります。
それは筋肉痛になるほど走ったのですが、
後で地図で見たら、たった十数キロの距離でした。。。^^;
運河は、その何十倍もの長さがあって、大西洋から地中海まで繋がっています。
ではでは、(熱中症になりかけた?)そのサイクリング話は、また後ほどゆっくり書こうと思います。^^