こちらはトゥールーズ市庁舎。 オペラハウスまで併設されたとても立派な建物です。
あら、開いている・・・?
扉を押して、中に入ってみました。
入ってすぐのエントランスに、
いきなりとても古い絵が。
12世紀に描かれたものです!
階段を昇ってみます。
おお、素晴らしい天井画! なんと美しい青い空間。。。
昇りながら、だんだんと夢見心地になっちゃいます。
上階に上ると、
足元にはどっしりとした古い木の床が。
ここは、何かのレセプションなどが
行われるお部屋でしょうか。
奥に進むと、アンリ・マルタンという画家が描いた
トゥールーズの四季の絵が一面に飾られたお部屋がありました。
ガロンヌリバーです。この公園から眺める景色、今でも全然変わっていません!
躍動感溢れる夏のトゥールーズ。
私はこの春の絵がとても好きになってしまいました。
製作中の作者の写真が飾ってありました。
こんなふうに描かれたのですね!
さらに奥に進むと・・・ うわあ、なんとゴージャスな! 市民の結婚式が行われる広間です。
この席に新郎新婦が座り、市長の前で書類にサインをするのです。
これは教会でする結婚式とは別の、いわば市役所に婚姻届を提出する式なのですが、
市役所の市民課?かどこかに持って行くだけの、味気ない日本の婚姻届とのあまりの違い。(笑)
お部屋全体が、まるで宮殿のホールのような、豪華な美術館のような、、、なんとも素敵なところです。
近頃のフランスでは、同居の届けをするだけで、正式な結婚をしないカップルが大半のようですが、
(同居も、結婚も、法律的な保障や保護は同じなのです。)
こんな素敵なお部屋で婚姻届を提出するのも、なかなか悪くないですよね。^^
床のタイルに描かれた、トゥールーズ市のマークと、オートガロンヌ県のマーク。
トゥールーズは、オートガロンヌ県の県庁所在地でもあります。
窓からふと外を見ると、おお、庇の裏まで芸術です。
ご紹介してきた市庁舎のこれらの部分は、結婚式や市の行事などで使われていない時は、
一般公開されていて、こんなふうにふらりと見学できるようです。
この日は偶然開いていて、とてもラッキーでした!
それは美術館のような、ゴージャスな宮殿の中にいるような、
不思議な雰囲気に浸りに、また来てみたいと思いました。
特に、アンリ・マルタンの絵のお部屋は、ほんとに素敵。 ずっと眺めていたくなります。
この市庁舎ができたのは、1890年のようです。
このあたりの雰囲気、現在でも全然変わっていません。^^