日曜日の朝には、この街のあちこちでマルシェが開かれます。
教会の広場や、大通りの歩道や、公園の一角や、それはそれはいろんなところに青空市がたち、
あちこち見て歩くだけで楽しいです。
中でもちょっと面白いのは、平日もやっているトゥールーズの常設市場、ビィクトル・ユーゴー市場。
この、ビィクトル・ユーゴー通りにあります。
マルシェのためだけに建てられている建物なのに、なかなか立派なものです。
屋根があるから、お天気が悪い日のお買い物には、便利ですね~。
中に入ると、なんとなく昔懐かしの、日本のアーケード街みたいな感じがしちゃう。
生鮮食料品から、加工品まで、食べるものなら何でも揃っていますよ~。
この建物の2階がね、ローカルな、ちょっとした自慢の穴場なんです。
どうして?わざと?一見さんには、こんなところがあるなんて、まるでわかりそうにない作り。
こちらの古~い扉を開けたところにある、秘密の階段のようなところを登って行くのですが・・・
そう、マルシェの2階が、ぜ~んぶレストランになっているのです。
いろんなお料理がよりどりみどり。
このあたりの郷土料理なら食べられないものはないんじゃないかと思います。
黒板に、そのお店それぞれのメニューが書き出してあって、
どこに入ろうか、迷いながら歩くのも楽しい。 まだ開店前なのに。(笑)
私は、5年前ここに来た時に食べた、
シーフードのお店のムール貝の味が、いまだに忘れられません。
とっても美味しかったんですよ!
今回もさんざん迷って、この日は、こちらのお肉のお店に入ってみることにしました。
おおお~、高まる期待。(笑)
まず、最初のお皿は、フォアグラと生ハムのサラダ。
このフォアグラが、もうとろけそうに美味しい、感激のお味で・・・
あっという間に、パンをひとりで3つも平らげ、ワインをたくさん飲んで、
もうこれだけでお腹がほとんどいっぱいになってしまいましたけど・・・?
それに続いて、お肉がどど~んと!
手前がオニオンソースのビーフリブステーキ、奥がラムロール。
お約束のポテトが、どっさり付いています。(大汗)
最後の頃は、もう半泣きになりながら、お腹に詰め込んでいました。
(いや、そこまでして食べきらなくてもよかったんじゃないかと、今になって思いますけど)^^;
そしてデザートですよ。 きゃ~!
あらら?お肉は無理して食べてたのに、こちらは別腹なんですか?
この手前のスイーツが最高に素敵でした♪(残念ながら名前を失念してしまいましたが。)
サックサクのパイに、お口がとろけるようなクリーム♪
パイに挟んであるクリームと、横に添えてあるクリームのお味が違います。
挟んであるのには、サワークリームが混じってる? 添えてあるのは、超ふわふわでライトな口当たり。
ベリーのソースもほどよく合って、これはほんとに素晴らしいデザートでした!!!
私が今まで食べた中で、フランスで一番美味しいデザートと言えるかも。
お腹がはち切れそうにいっぱいな状態で食べて、そう感じたのですから、ホンモノだと思います。
もちろん奥のクリームブリュレと、両方とも、90%くらいは私が食べましたよ!(爆)
いつの間にか、店内は満員です。
もうお隣りの人と、ひじとひじがくっつきそうな、学食みたいなノリのカジュアルなお店なんですが、
お料理の素材とお味は最高だと思います。
このプリフィックスコースで、22ユーロ。 お値段もとっても良心的。
デザートも付いているし、ワインはボトルで、パンやポテトはおかわりし放題だし♪
(お隣の上品系マダム二人連れは、ポテトのおかわりしてました。おそるべし、フランス人の胃袋。)笑
外のテラス席からの眺めです。
火曜日~日曜日、ランチタイムだけの営業ですが、美味しいものが食べれるお勧めの場所です♪