春節を迎えた朝、
「この前タクシーで通りかかった時に、ハイカーたちが下りてくるのを見たんだ。
ハイキングロードがあるみたいだから登りたい。」と、連れが言い出すので、
中国の新年は、朝っぱらから、山登りハイキングに行く事になりました。^^;
ここが、そのハイカーたちを見かけた上り口らしい。

この階段を少し登ったところで見えた風景。
あら、なんかちょっと素敵なハイキングロードかも?

こんな階段を、どんどん登っていきますよ。

おお、ますます素敵な眺めになってきます~♪

岩清水が湧き出ているところがあって、地元のかたがペットボトルに水を汲んでいました。

本当にいい眺め! 写真もばしばし撮っちゃいました。

左手の宮殿みたいな建物が、カジノホテルのギャラクシーマカオ、
真ん中の低い建物が並んでいるあたりが、旧市街のタイパビレッジで、
ハウスミュージアムのあたりもよく見えます。
右手の高層ビルがひしめき合っているのが、タイパの新市街です。

その先をどんどん進んで行きますと、

マカオ空港が見えてきました。 とても小さな空港です。 滑走路も一本だけです。

このあたりには、きれいなお花もたくさん咲いていますよ~。

そこからまた少しステップを上ると、児童公園みたいなところがあって、

その先が、広々とした素晴らしい公園になっていました!
駐車場もあって、広い道路が通っています。 車でここまで来ることもできるのですね。
オレンジ色の、コーラルツリーが咲いています。 南国ですね~。

これはよく街路樹や公園に咲いているピンクのお花。
とてもいい匂いです!

すすきの道をもう少し登って行くと、

天文台がありました。

地図を見ると、私たちが登ってきた道は、一番東側の道のようです。
他に西側の道と、真ん中を通る道の、3通りのハイキングロードがあるみたいです。

さっきの公園に戻って、一休み。
ここからの眺めが最高に絶景かも。 霞の向こうにマカオ半島と、タイパをつなぐ橋が見えますよ~。

この東屋の中には、地元の有名なビジネスマンの方の像がありました。
香港やマカオの経済危機を、何度も救った人らしいです。

本当に気持ちがいいところです。 やっほー、この銅像そのままの心境ですよ~。 ↓ ↓ ↓

黄色い菊の花がたくさん植えられていて、青空とのコントラストが素敵でした。

芝すべり、楽しそう~。

しばらく公園にいて、また、来た道を戻って来ましたが・・・
帰り道の写真は、とても少ないのです、、、
そのわけは、のどが渇いて、私が超へばってしまったからなのです~。
よくある観光地のちょっとしたハイキングのつもりで、
思い立ったら、何の準備もせずに来てしまった私たち。
公園に着く頃には、もうのどがからからになっていて、でも、売店も何もありません。
公園には、きれいめな公衆トイレがあって、連れが「そこの水を飲んでいったほうがいい」
と言ったのに、私はどうしても飲む気になれなくて、最後まで抵抗し続け、
そのまま帰路についてしまったのです。
(だって、飲み水ではなく、手を洗うための水。 お腹を壊してしまうのが怖かったし・・・
のどの渇きも、ふもとまで我慢できそうな気がしていたのです、その時は。)
でも途中から、もうふらふら、カメラを取り出す気にもならず、とぼとぼ歩きになっちゃって、
どうしよう、いったい無事に戻れるかしら?と不安になりはじめた頃、、、
すごい、道端に、こんなものが!

来た時にはぜんぜん気にも留めなかったのですが、
道沿いにずっとあったあの鉄のパイプは、この飲み水のためだったのですね~。
わー、助かりました、救われました、感謝、感謝!
そこからは、また、元気復活!
やっほー、素晴らしい眺めと、素敵なハイキングロードを楽しむ余裕も盛り返して、、、(笑)

登ってきた階段ではなく、道なりに降りて来ましたら、こんなところに帰り着きました。
おお、見覚えがある! ここは大きなバスターミナルのある建物ですよ。

わー、楽しかったです!
マカオでこんな自然の中のハイキングを楽しめるところがあるなんて、感動の新発見でした。
そして、反省。。。
こういうところに来るときは、これからは、ちゃんとペットボトルのお水を持ってこなくては。
日本では、山のてっぺんでもどこでも自動販売機がありますが、
マカオでは、街の中でさえ、販売機を見かけることはありません。
ましてや中国のお正月、春節の休日には、売店だってお休みしているところが多いです。
まったく、のほほんと危機管理意識の低い自分の日本人的感覚を、
少々叩き直さなくてはと、心構えを新たにした、春節の、絶景ハイキングでありました。