この海岸通りの名前は、十月初五馬路といいます。 なんか名前も素敵だわ。
この通りをさらに歩いて行きますと、こんなモニュメントが建っています。
これは、この土地の人たちが、海賊をやっつけた記念碑だそうです。
1910年というから、今から100年くらい前のお話ですね。
このモニュメントの両側の、アーケードみたいなところには、ローカル食堂が並んでいて、
その奥にあるこの黄色い建物が、聖フランシスコ・ザビエル教会です。
教会というよりは、なんとなく幼稚園?みたいな、可愛い建物です~。
教会の中も可愛い~。 爽やかなブルーの祭壇。
カラフルで可愛らしすぎて、う~ん、なんだかやっぱり幼稚園みたいな感じがしてしまいますが。。。
お隣の資料室みたいなお部屋は、たいへん興味深かったです。
この教会は、1928年にフランシスコ・ザビエルを記念して建てられ、
彼の右肩から肘までの遺骨が納められていたそうですが、
現在その遺骨は、マカオ半島の聖ヨセフ教会に安置されています。
おお、文化遺産めぐりプロジェクトで行ってきました、聖ヨセフ教会&修道院、あの教会ですね!
ザビエルさんは、1549年、戦国時代に日本を訪れているそうですが、
滞在はたった2年間だけだったということ、ご存知でした?
それなのに、今の日本人にとって、たとえクリスチャンではなくても、
彼の存在を知らない人はないくらいになっているって、・・・なんかすごくないですか???
日本の歴史教育のなせる業だと思いますが、
しかしですね、たとえばその時代の戦国武将の名前をちゃんと言える日本人が
いったいどれだけいるでしょう?(私は全員はわかりませんよぅ)^^;
でもザビエルさんのことは、戦後教育を受けたほとんどの日本人は、だれでも皆知っていますね。
・・・これって、同時に歴史教育の怖さみたいなものを、感じる出来事でありました。
もしも世界のどこかで、子供たちに間違っていたり偏っていたりする歴史を教えれば、
それがその国では「誰もが知っている当たり前の正しいこと」になってしまうんですよね~。
それはある種、洗脳のようなものかもしれません。
歴史の評価って、時代につれて変わっていくものだとは思いますが、
国家間や民族同士で憎しみ合ったり嫌い合ったりしないため、世界平和のためには、
やっぱりフェアな教育が必要だと思いますね~。
まあ、それはさておき、中国の天后聖母は、とても美しいと思いました。^0^
教会側から見た広場。
周りにはローカルな食べ物屋さんがいろいろあって、ふふふ、この場所はいいですね~。
小さな村の路地は、タイパビレッジに似て可愛くて、
でもタイパと違ってさらにロマンティックなのは、路地の奥にふと海が見えたりするところ。
ぷぷぷ、ここも公共の場所だと思うのですが、洗濯物が干してあるし。 ^0^
ここを曲がった、緩やかな坂の先に、中国の寺院がありました。 続く。