というわけで、次にこの公園にやって来たのは、数週間後のことでした。
お天気はいいし、連れは休日だし、ピクニックにでも行きましょうと。
急なことで、お弁当の準備もしていなかったので、
冷蔵庫にあったハムやチーズや野菜や卵なんかを急いでかき集め、
途中でラルフスに寄って、焼きたてバゲットを買って^^
このあいだ見た夕暮れ時の光景は、それはそれはすごく印象的でしたが、
良く晴れたうららかな昼間のGluff Parkも、やっぱりとても素敵でした。
わあ、気分はまるで、高原の少女です♪^^
食料の入った袋を持って、ハイキングロードを海に向かって下りて行くと、
眼下には、のどかでなぜだかとてもなつかしいような風景が広がります。
ああ! これは、、、そう、まるで春の南房総みたい♪
まだ1月末くらいだったのですが、あたりは春の香りがいっぱいです。
この道はそのまま海に出るのではなく、くねくね曲がりながら、
また高台に上っていくのでした。
ちょっと気になったのは、木の枝がみんなこんなふうに黒かったこと。
これは数ヶ月前に起きた、ロサンゼルスの大火事(2007年秋の)で、
運良く延焼はしなかったものの、熱風をあびたこのあたりの木々は皆、葉は落ちて、
黒くすすけたこんな姿になってしまったのだとか。
風の向きによるのか、こんなふうに片側だけ黒くなってしまった木もありました。
ああ、早く復活して、新しい芽が芽吹いてくれればいいなぁ。。。
だけど、自然の生命力は偉大です。
大地には、小さくて可憐なお花や、サボテンや、ハーブもそこここに生えていました。
さて、この辺で、ピクニックシートをひろげましょうか。
お楽しみのランチは、持ってきたありあわせのものをその場で挟んだだけの
とてもシンプルなものでしたが、こんな素晴らしい景色と気持ちのいい空気の中で食べると、
まるで世界で一番贅沢で、美味しいサンドイッチのように思えました。
女の子が連れたお散歩中のワンコも、遠くからうらやましそうに見ていました^^
ナチュラルな自然をわざとたくさん残しているマリブ地区は、確かにとても魅力的です。
それだけに、がけ崩れや山火事など、自然災害も多いようですが、
それでもなお、多くの人々が、このあたりに住みたがる気持ちも、わかるような気がしました。